2017.08.18【360channel Second Anniversary Greeting】360channelは創業2周年を迎えました。
360channelは、創業以来「もっといい街、もっといい店、もっといい体験」を合言葉に、「リアルな体験」を通して、お店と人、街と人のつながりを深めるお手伝いをしてきました。振り返れば、まちの薬局や本屋さん、写真屋さんやお花屋さんと共に、時代の変化に呼応する形で「モノ」から「コト」、とりわけ個人にとって「特別なコト」や、そのお店でしか「体験できないコト」の提供にチャレンジしてきました。
その甲斐もあり、この1年は、商品コンセプトの開発から店舗スタッフの教育、イベントをベースにした「ブランド体験」の提供といったクライアントワークも増え、企業や商品のファンづくりにおけるお仕事も継続的にいただけるようになってきました。これも、日頃より360channelをご愛顧くださり、支えてくださった皆様のお陰と、心より感謝申し上げます。
さて、ここにきて、世の中の変化はこれまで以上に加速しています。
360channelでは、つぎの4つの「変化」に着目し、今後さらに重要性が増す「コミュニティ」や「文化」に力点を置き、街やお店の「魅力」を再発見→発展→発信をしていきたいと考えています。
1つ目は、「高齢化」です。2025年には団塊世代が75歳を迎え、2035年には「人口の約3割が高齢者」という世界でも類を見ない超高齢化社会を迎えます。行政をはじめ、まちの病院や薬局、介護施設やコンビニまで、さまざま分野で変化対応が求められています。
2つ目は、「デジタル化」です。百貨店の衰退とECの隆盛は、単なるオフラインvsオンラインという単純な構図の変化ではなく、家を出てから帰宅するまでの体験すべてをデータで管理し可視化できる、言わば「超管理・監視社会」の到来とも言えます。個人に寄り添うAIが進歩する一方で、デジタル化によって可能になった「コミュニティ」の再定義・活性化が、お店や街に新たな息を吹き込みます。
3つ目は、「普遍化/共通化」です。ビットコインやブロックチェーンなど仮想通貨により、世界中から共通通貨で買い物をしたり価値を共有する仕組みが急速に拡大していきます。その中で、「歴史」や「文化」といった裏付けのある観光資源が、これまで以上に、お店や街の在り方に大きく影響を与えていきます。
そして、最後は「フラット化」です。UberやAirbnbなどに代表される「シェアリングエコノミー」が、企業と消費者、売り手と買い手の垣根をなくしていきます。その一方で、一定以上の質やこだわりを提供する「会員制」のお店が増え、「地域性」を織り交ぜた「専門性」と従業員の「笑顔」が選ばれるお店やサービスの条件になると考えています。
360channelでは、ここに挙げた「変化」を、すべての人が地域とのつながりを実感し、豊かに暮らせるための「大きなチャンス」と捉え、この秋リリースされる新しい「体験」サービスをはじめ、多くのパートナーの皆様と恊働していきたいと考えております。引き続き、360channelをよろしくお願いいたします。
代表取締役 坂口元邦